メディアコンテンツファクトリーは、全国の医療機関700か所以上、月間250万人以上にリーチする待合室デジタルサイネージ「メディキャスター」への情報発信やインフォマーシャル(広告番組)の映像制作、広告効果測定サービスなどを提供している。今回、「メディキャスター」の広告効果を測定するため、10月から12月に、7つの内科標榜施設で来院患者を対象に調査を行った。
その結果、病院での待ち時間の平均は40分。病院の待合室で患者がとる行動としては「テレビ画面の視聴」が76%と最も多く、続いて「本・新聞・雑誌を読む」が43%となっている。その実視聴割合は60%程度に達しており、“ながら見”が少ない良好な視聴態度となっている。
また、健康情報を交えた広告番組(インフォマーシャル)についてたずねたところ、患者全体の56%が当該番組を見たと回答。また、85%の患者が院内での情報発信に「病気・薬の情報」を希望しているという。インフォマーシャルを「認知した患者」と「認知していない患者」の間で、ある疾病の予防対策について比較したところ、広告番組のテーマである項目に関して、前者の関心度は後者を18ポイント上回った。
インフルエンザ流行の可能性が指摘される現在、こうしたメディアの有効活用も効率的な情報伝達に威力を発揮しそうだ。
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